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NEWSLETTER of The Japanese Society for Applied Animal Behaviour, No.31, Jan 2013

 
◇自己認知を、ヘビに学べ!レッドスネーク、カモン!

森田 茂(会長・酪農学園大学)






 子供のころ、「レッドスネーク、カモン」と叫ぶ芸人をテレビで見ていた。基本的には、「レッドスネーク、カモン」と言うと赤いヘビが出てくるのだが、他の色(黄色と緑?)のヘビが出てきたりして、ドタバタ、大変なことになるという芸であったように思う(ワッカルカナー、わかんねぇだろうなぁー。いぇーい。これは松鶴家千とせ!別人)。


 ヘビ年を目の前にしたこの忙しい、年末に、逃げをうって、よく考えてみれば、あのヘビは「自分が赤ヘビ」なのを判っていて、きちんと出たり、ヘビ使いに扮した芸人に反抗する行動をとるのが、面白さのポイントであった。そう、ヘビは自分の色を認識していたのである。同時に、そのヘビと一緒に芸をした芸人も、それを見ていた私たちも「レッドスネーク」とはっきり認識していた。誰もに判りやすい生き方、判りやすい研究、はっきりした「赤いヘビ」になれる2013年でありたい。


 ヘビは脱皮する。脱皮したヘビは、前のヘビとよく似ているがまったく同一ではない。脱皮したことは、そのヘビ自身が最もよく知っているはずである。しかし、この世の常として、「最近、成長してるね」と言われないと自分の変化が判らないことが多い。学会で発表し、10回に1回でも褒められると、大変うれしい。興味あることは積極的に質問して、切磋琢磨するが、なにより褒め合うことができる学会でありたい。


 しかし、知らず知らずのうちに、安逸に生活を過ごすうちに贅肉に蝕まれる。これは「髀肉之嘆」である。体型のみならず、研究の実践や、着想の切れ味は悪くなる。少年老い易く、学なりがたしだが、老いたといえども、「少年」は常に脱皮し、新しい自分でいられるようにしたい。応用動物行動学会は、シンポジウム内容、発表の方法、研究の対象、学会運営を担う役員・幹事・評議員メンバーなど、さまざまなことがいつも斬新なアイデアを基にとり進められ、ワクワク・ドキドキする応用動物行動学会であればと思う。2013年春の学会では、ポスター発表が取り入れられ、悲願である「1会場運営」が試みられようとしている。とても楽しみである。


 ヘビは脱皮した後、その最も確実な「証」である「抜け殻」を残す。私たちが、応用動物行動学会で研鑽を積んだ「証」は、「得たデータを確実な記録」に残すことである。多くの会員がAnimal Behaviour and Managementに論文投稿することを期待している。そうやって、周囲の人に、あなたが「何色」であるかを示すことが大切である。もちろん会費納入も、会員としての「証」である。これも決して忘れずに。


 2012年8月には、国際応用動物行動学会(ISAE2012)に参加し、ウィーンに滞在した。また、11月には第3回家畜福祉に関するOIE国際会議に参加した。第1回はパリで、第2回はカイロで開催され、今回の第3回会議はマレーシア・クアラルンプールで開催された。発表といっても講演が中心で、実験結果の発表はほとんどなく、これまで参加した国際学会とは、ずいぶんと異なる会議運営であった。会議の目的は、OIE福祉基準(グローバル基準)の推進であり、文化的・宗教的特殊性や動物との関わり方の発展段階が地域ごとに異なることが、グローバル化への課題との印象を受けた。


 マレーシアはイスラム教が国教である。動物と人間の関係に、宗教は極めて重要なキーとなるだろう。食べる動物と食べない動物の線引きは、常識として知っているものの、日々の生活の中で、動物を取り扱う際に具体的にどのように宗教が関係しているのは、気にも留めたことがなかった。私にとっては、とても斬新な視点であった。大会中紹介された、マレーシアの家畜福祉状況において、マレーシアでは、明文化された福祉に関する法律が15世紀(1400年代)には存在したとの解説には、なかなか意味深いものを感じた(どこの国も言うことは似てるなという意味で)。


 大会中の「動物福祉と災害時の危機管理」と題した講演は、東日本大震災後の家畜の取り扱いを考えれば、飼養管理システム構築の際に新たに考慮すべき視点を教えてくれた。東日本大震災後、わが国の社会は「災害対応」に向けて歩んでいる。畜産が大型化すればするほど、家畜のライフライン確保に対する備えが必要となるだろう。そうした検討が「動物を管理」する者としては是非必要である。


 学会では、東日本大震災と同時に起こった福島第一原発事故に端を発する「警戒区域内の家畜への対応」のため、2011年に特命チームを設置した。そのメンバーとして、南相馬市内の調査地を、ほぼ2ヵ月に1回は訪れている。訪問した全ての季節で、福島県浜通りの、天候のマイルドさ、素敵さを感じている。本年11月16日に栃木県那須塩原市で開催された「第44回酪農講座」(参加者136名)は、酪農学園大学が主催し、応用動物行動学会が共催した。特命チームの一員として、酪農学園大学の教員として、「警戒区域内における家畜の対応」と題して講演した。講演の内容は、警戒区域内家畜保護管理特命チームの活動紹介であった。多くの参加者に、「警戒区域内の動物に役割を与える」という活動は、良く理解してもらったと思う。また、2012年4月には南相馬市で、「警戒区域内に取り残されたウシの活用の道を探る」としたシンポジウムも開催された。こうした報告会を通じ、応用動物行動学会の活動は、少しずつ周知されている。


 学会としては、特命チーム自身が学会員に向けて情報を提供するシンポジウム開催が必要であると考えている。データに基づき冷静に、科学的に説明し、理解を得る会として、2013年中には、これに関するシンポジウムを企画したい。さらにISAE2015(国際応用動物行動学会2015年大会)の札幌での開催が決定している。応用動物行動学会としては10年ぶりの国際学会の開催であり、家畜管理学会とも協力しつつ、準備をとり進めることとしている。ISAE2005が麻布大学で開催されたのに伴い設置された基金がある。この基金は応用動物行動学会が管理し、毎年のISAE参加への資金補助などとして活用している。これを積極的に活用し、ISAE大会に多くの方が参加してほしい。


 「レッドスネーク、カモン」と叫んだ芸人は、東京コミックショウであった。皆さんは、ヘビ年の今年、どんなヘビにカモン!と呼びかけるのだろうか?応用動物行動学会は、常に脱皮を繰り返す「ヘビ」、斬新で活動的な「学会」をめざし、多くの会員に「カモン」と呼びかける。「レッドスネーク、カモン」と呼びかけて、赤ヘビだけが出ていたのでは芸にはならない、楽しくはない。確実なことは、呼びかけなければ、東京コミックショウの芸は始まらないということである。応用動物行動学会役員・幹事・評議員一同、会員とともに、今年も、学会活動を通じ「素敵な芸」を見せて行きたいと思う。


特命チームの土壌サンプル採取班(ハンマー部隊)。2012年最後の活動を終えて(2012年12月20日)。




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◇日本家畜管理学会・応用動物行動学会合同2013年度春季研究発表会の開催と演題募集について

竹田謙一(大会担当・信州大学)






 標記研究発表会ならびに総会を下記日程と要領で開催いたします。皆さま、ふるってご参加ください。本年も日本畜産学会第116回大会(2013年3月27日~30日)の関連学会として、開催いたします。
 また、本年は新たな試みとして、口頭発表の他にポスター発表を取り入れました。発表方法が例年とは異なりますので、発表を希望される方はご注意ください。

開催日時

2013年3月29日(金)  8:30~17:00 (総会は、同日の12:00~13:00)
*ただし、演題数により開催時刻が若干、変更になる場合があります。事前に、学会Webページでご確認ください。

・開催場所

安田女子大学(広島県広島市安佐南区安東6-13-1) 7号館(7102室)と1階ロビー

春季研究発表会申し込み要領

1)発表の申し込み
発表希望の方は、担当者宛てに、2013年2月15日(金)(必着)までに、講演要旨をメールにて送信してください。講演要旨の送信をもって、発表申し込みとします。なお、発表申し込みの際には、発表方法(口頭発表、ポスター発表)を明示してください。


大会幹事:竹田 謙一 (ktakeda(a)shinshu-u.ac.jp) (a)を@に変えてご利用ください.


2)講演要旨の作成
 要旨原稿は、A4サイズ1枚とし、講演要旨作成要領(学会Webページでダウンロード)に従って、Word(保存形式は2007以前のもの)で作成の上、添付ファイルで送信してください。


3)発表方法
 講演順と講演時間については、プログラムが確定後、発表者にお知らせするとともに、学会のWebページに公開します。


4)優秀発表表彰
 本年も、学生(大学院生含む)を対象とした優秀発表表彰を行います。優秀発表表彰は、ポスター発表に限定しますので、優秀発表表彰を希望される方は、申し込みの際、発表方法をポスター発表として、申し込んでください。学生であっても、口頭発表された方は優秀発表表彰の対象とはしませんので、ご注意ください。




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◇春の応用動物行動学会でのシンポジウム企画

小針大助(シンポジウム担当・茨城大学)






日時:3月29日(金)
会場:安田女子大学 7号館7102室
時間:15:30~17:00
話題提供者:小倉匡俊(京都大学野生動物研究センター・日本学術振興会)
      山崎彩夏(東京農工大学)


テーマ:動物園でアニマルウェルフェアを科学する


趣旨
 近年、日本各地で動物園と大学が協力した研究がおこなわれるようになってきました。動物園は絶滅危惧種を含む多様な動物種が飼育されており、サンプル収集や行動研究の非常によいフィールドとなります。一方で、本来の生息地から隔たった環境は飼育下の野生動物のウェルフェアに大きな影響を与えている可能性が高く、アニマルウェルフェアにも特別な配慮が求められると考えられます。


 こうした背景から、動物園でのウェルフェア研究や実践はとても重要です。しかし、その科学的な研究をすすめる上では難しい点が多々あります。たとえば、環境要因の統制が難しいこと、個体数の少なさ、生理指標のサンプル収集の制限、来園者への配慮などです。また、現場では多くのユニークな実践がおこなわれていても、多くの場合、客観的な評価がおこなわれていません。こうした問題点を解決して、有意義な研究や実践をおこなうためには、より密接な研究者と動物園関係者間の協力と、また園館をまたいだネットワーク作りなどが必要であると考えられます。


 そこで今回のシンポジウムでは、野生動物のウェルフェアの研究者や飼育の現場で環境エンリッチメントをおこなう飼育者等、さまざまなバックグラウンドをもつ人たちが集まって、これまでの取り組みや今後の展望など自由に話し合います。それを通して、現在の問題点や解決すべき問題を洗い出し、動物園でのウェルフェア研究やその実践をより発展させるためにはどうするべきかを考える場にしたいと思っています。


実行委員:山梨裕美・小倉匡俊・森村成樹・友永雅己



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◇学会年会費納入のお願い



松浦晶央(会計担当・北里大学)




 本学会の会計年度は3月1日から翌年の2月末日までとなっております。年会費未納の方は、年会費2,000円をお振込み下さるようお願い申し上げます。3月に名古屋大学で開催されました研究発表会に出席されなかった会員の中には未納の方が多くいらっしゃいます。本年度(2012年度)会費未納会員は90名、2011年度会費未納会員は31名となっております。本学会財政を健全化するために、学会年会費のすみやかなお振込みをお願いいたします。


お振込み方法(「郵便振替口座」に、年会費をお振込みください。)
加入者名 応用動物行動学会
口座番号 02790-9-13298
お振込みには郵便局に備え付けの「郵便振替払込用紙」(青色、振込み人が振り込み料金を負担する用紙)をご利用ください。


過去の年会費振込み状況がわからない場合は、
会計担当幹事:松浦晶央 (matsuura(a)vmas.kitasato-u.ac.jp)(a)を@に変えてご利用ください.
までお問い合わせください。





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◇カラスシンポジウム参加報告

佐怒賀琴美,藤﨑梢,宮崎菜津美(宇都宮大学 4年)








 11月17日、カラスシンポジウムが宇都宮大学峰キャンパスにて開催されました。9時の受け付け開始と同時に続々と参加者が集まり、ポスター発表の準備が始まりました。開会挨拶をかわきりに各ポスターの前に人が集まり、質問から指摘まで様々な意見交換が繰り広げられました。ポスター発表の参加者は30人弱で、カラスをはじめとする鳥類による被害の実態と対策、形態や生理、感染症、行動や生態など、幅広く、見応えがありました。


 午後からは宇都宮大学の杉田昭栄先生、日本大学の金京純先生、慶応大学の伊澤栄一先生、同じく慶応大学の樋口広芳先生に基調講演をいただきました。
トップバッターの杉田先生は「形態学から見るカラス」という演題で講演なさいました。脳、目、鳴管、飛翔に関する筋肉など様々な器官の形態を紹介して下さいましたが、インパクトがあったのはやはりニワトリやハトといった他の鳥類と比較したときのカラスの脳の大きさです。脳の大きさと知能は単純に比例しているわけではないとおっしゃっていましたが、ニワトリの約3倍、ハトの約4倍の大きさがあるカラスの脳は凄いと思いました。また、カラスの種類(ハシボソとハシブト)によっても大きさの違いがあるというのが興味深い点でした。


 次に講演して下さった金先生は「野鳥類における鳥マラリアの感染動態:媒介蚊とカラスの関わりについて」という演題でした。東京都内の公園でアカイエカの雌成虫を1376匹採取して、PCR法によって鳥マラリア原虫のDNA検出を行い、腹部に動物血液を含んでいるものについては、その血液由来のDNAを抽出して吸血原の動物種の特定も行ったとのことで、採取数の多さと作業の細かさに驚きました。自分もそんなふうに根気強く実験できるようになりたいと思いました。私は金先生の講演を聞くまで鳥マラリヤについてほとんど知らなかったので、感染した鳥の多くはそのまま生き続けるというのが衝撃的でした。
伊澤先生は「カラスの社会、認知、脳 ‐認知鳥類学‐」という演題で講演なさいました。模倣学習などカラスの行動についての実験をいくつか紹介して下さいましたが、声だけでカラスが他のカラスを認識できるかという実験が最も印象に残りました。大まかな内容は、網越しに2羽のハシブトガラスを対面させた後、部屋をカーテンで仕切り、1羽だけを残し、録音した数種類のカラスの鳴き声を聞かせて反応を見るというものでした。残されたカラスは、既に面識のある隣にいたカラスの鳴き声には反応しなかったのに対し、面識のない別のカラスの鳴き声を聞かされたときは相手の姿を確認しようとしたとのことで、知能の高さはある程度認識していたものの、声だけで他者を識別できるということに大変驚きました。


 とりを飾った樋口先生は「カラスの多様な食習性と地域食文化」という演題で講演なさいました。地域によってカラスの採食行動が変わるという点で、石鹸やロウソクを嗜好品のようなものとして食べられているという研究結果が大変興味深かったです。また、ある地域ではクルミ等の通常では割れないものを高いところから落としたり、車に轢かせたりして割るという行動をするということに驚きました。樋口先生の講演で、カラスの嗜好性や発想力があることに驚くとともに、さらに追求していけたらと思いました。


 基調講演終了後には自由討論が行われ、各先生方の講演に対する質問や、身近で起きたカラスの行動についての疑問から、カラスにトイレをしつけることは可能なのかといったユニークな質問まで様々な意見が飛び出しました。カラスを研究している方々からの質問はもちろんのこと、地域の方々からも様々な意見が飛び出しており、カラスへの関心の高さがうかがえました。


 カラスシンポジウムの最後には交流会があり、ポスター発表や、自由討論で話し足りなかったことを各々で話し合い、充実した時間が過ごせました。
以上で雑文ではありますがカラスシンポジウムの報告を終わります。





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2012.11.2鹿児島大学シンポジウム
「アニマルウェルフェアの国際的動向とその対応」参加報告

親川千紗子(東北大学大学院農学研究科)



 去る11月2日、鹿児島大学共同獣医学部にてアニマルウェルフェア(AW)研究者や養鶏関係者を集めた養鶏シンポが行われました。このシンポジウムは、鹿児島大学共同獣医学部、(社)畜産技術協会、国産食鳥推進委員会の主催で開かれ、養鶏産業におけるAWの国際的動向とその対応について話題提供が行われました。


 日本は畜産物に関して、輸入が主であり輸出はほとんどしないことから、国際獣疫事務局(OIE)が掲げる国際規約であるAWにおけるOIE基準に関心を向けてきませんでした。しかし、日本が関心を向けようと向けまいとかかわらず、国際流通の畜産物は着実にAWの国際基準をクリアするようになり、我々日本の畜産物もいずれ評価されることになります。その様な状況の中で我が国の畜産業及び教育分野はどう対応すべきかを見定める必要があるということで、本シンポジウムでは焦点を養鶏産業に絞り①AWの国際社会における動向、②AW対応のための飼育システムケージ、②AW先進国であるイギリス及びEUへ輸出を大規模に行なっているタイとブラジルの対応状況、④我が国ブロイラーにおけるAW問題の所在事例などの話題提供をもとに議論が広げられました。


 最初の東北大学・佐藤衆介先生による「AWの国際社会における動向」では、AWと日本語におけるそれに近い言葉である「愛護」との違いについての丁寧な説明がありました。応用動物行動学会では当たり前に使用されるAWの概念ですが、まだまだ農家や獣医師の現場でさえも浸透が浅いのだと再認識させられる場面でした。


 続いて、東海大学の伊藤秀一先生による「AW対応型エンリッチドケージ(EC)におけるレイヤーの飼育」では、ECの利点および問題点を国内外の研究成果から紹介がありました。EC導入により正常行動発現の欲求を満たすことができるが、新たに設置された資源(設備)奪い合うことによる闘争行動が発生することがあるということでした。実際にEC導入している農家やこれから導入を考えている農家の出席者もおり、皆さん興味深く聞いているのが印象的でした。


 それから続いて「AW先進国であるイギリス及びEUへ輸出を大規模に行なっているタイとブラジルの対応状況」では、イギリスの状況を(株)イシイの研究員であります小原愛さん、タイの状況を佐藤衆介先生、ブラジルの状況を執筆者である親川千紗子が発表しました。この3国のAWの調査は国産食鳥推進委員会及び東北大学の家畜福祉学寄附講座の寄附企業からの委託により調査が実施されました。イギリスはAW先進国として自国での取り組みや輸入畜産物への規制方法などの紹介がされました。タイとブラジルにおきましては、EUへ輸出するために輸出養鶏企業はOIE基準を遵守し、AWに対応した畜産物が生産・輸出されています。それぞれの国の、政府AWへの取り組み、企業の取り組み、教育機関の取り組みについて詳細な報告がされました。


 そして最後に主催者である鹿児島大学の高瀬公三先生による「我が国ブロイラーにおけるAW問題の所在事例」にてAW指標にも用いられる鶏の趾蹠に発生する皮膚炎(Footpad dermatitis: FPD)についての報告がされました。FPDの発生実態調査により、調査したすべての農場で発生が見られること、FDPの発生を引き起こす床面との関係やFPDと出荷成績との関係性などについて報告されました。


 当日は研究者以外にも養鶏企業からの参加者も多く、懇親会でも引き続きシンポジウムでなされた議論を熱く繰り広げる場面が多かったです。AWは研究と現場が、あれこれ修正をかけながら同時に進められなければならない分野です。そのため、研究者だけを集めた学会だけでなく今回のシンポジウムのように研究者と養鶏関係者が同時に集える場がこれからもっと必要だと感じました。











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◇ISAE(国際応用動物行動学会)2013の告知

二宮 茂(国際連携担当・岐阜大学)


 ISAE2013は例年より早く6月に開催されます(期間は2013年6月2日~6日、大会HPはこちらをクリック)。そのため、要旨の提出期間は2012年12月1日~2013年1月20日となっていますので、ご注意ください。開催場所はブラジルのフロリアノポリス(リゾート地)です。地球の反対側になりますが、皆様奮って参加下さい。


 なお、応用動物行動学会では、毎年、国際応用動物行動学会議(ISAE)派遣等基金からISAE参加旅費補助の助成を行っています。ISAE2013に関する助成も、今後、当学会のHPやメーリングリストなどを通じてアナウンスされると思います。







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◇編集後記 

深澤 充(東北農業研究センター)

新年明けましておめでとうございます。


学会の季節がやってまいりました。今回は念願だった1会場での開催となります。新しい試みで不安もありますが、皆様と広島の学会でお会いできるのを楽しみにしております。


これから1年でもっとも寒い時期を迎えますが、お身体大切に。





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